ツヴィングリ 改革派教会の遺産と負債

ツヴィングリ 改革派教会の遺産と負債

宗教改革論集2

出村彰
本体価格:5,000円(10%税込定価: 5,500円)

サイズ:A5判 420ページ
ISBN:978-4-400-22112-8 C1016
発行年月:2010/12/03

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内容紹介

カルヴァンより1世代前にスイス宗教改革を牽引したツヴィングリの生涯を概観し、その働きの特質を説教に見て詳しく分析、特に「反戦説教」の本文と解説を掲載。またバルトにおけるツヴィングリ理解の問題、さらにコクツェーユスの契約神学やアナバプテスト派に関する貴重な論考を収録し、改革派宗教改革への歴史神学的アプローチを呈示する。

既刊:『カルヴァン 霊も魂も体も』(宗教改革論集1)

出村彰(でむら・あきら)氏は1933年、仙台に生まれる。東北学院大学、東京神学大学を経て、イェール大学、プリンストン神学大学、バーゼル大学に留学。神学博士。東北学院大学文学部教授、副学長を経て、同大学名誉教授。2010年11月まで宮城学院理事長を務めた。宗教改革史に関する著書・訳書多数。

【目次より】
第一部 ツヴィングリとその時代
第一章 ツヴィングリ略伝
     右手に聖書、左手に剣
第二章 説教者ツヴィングリ
     マタイ福音書講解説教と時代状況
第三章 ツヴィングリ説教選
     「反戦説教」
第二部 改革派教会の遺産
第四章 バルトの見たツヴィングリ
第五章 コクツェーユスの契約神学
第六章 ドイツ改革派教会の伝道の神学
第三部 徹底的宗教改革
第七章 アナバプティズム研究の手引き(その一)
  補 再洗礼派研究の手引き(その二)
第八章 アナバプティストの教会規律
第九章 矛盾の責務
     アナバプティスト、バルターザル・フープ マイアーの生と死
第十章 ツヴィングリとフープマイヤー
     洗礼のヨハネの救済史的意義をめぐって
第十一章 カステリョとブレンツ
     寛容論の射程をめぐって

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