マルタとマリア

マルタとマリア

イエスの世界の女性たち

山口里子著
本体価格:2,800円(10%税込定価: 3,080円)

サイズ:A5判 336ページ
ISBN:4-400-12753-2
発行年月:2004/03/25

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内容紹介

ヨハネ福音書に登場する女性たちに新しい光を投げかけ、彼女たちの生き方、イエスとの関係から学ぶ。歴史的想像力を駆使し獲得される聖書の豊かな生命力。フェミニスト神学が生んだ成果。英語版原書はアメリカカナダカトリック報道協会賞を受賞。

【推薦の言葉】

エリザベス・シュスラー・フィオレンツァ
本書は、ヨハネ福音書に関する批判的・フェミニスト視点に立つ魅力的な読み方を提示しています。山口里子さんが展開している新しい歴史的想力のための論証は説得的です。明晰な文章で書かれているので、聖書研究や女性学の学びにも恰好のテキストとなるでしょう。

エレイン・ウェインライト
山口さんが本書で行っている初期のクリスチャン女性たちを見直す作業は、福音書を読む現代の読者の歴史的想像力を広げることによって、今日のクリスチャン女性(および男性)たちが新たな霊性とアイデンティティを形成できるようにするためなのです。山口さんは、フェミニスト聖書解釈に初めて接する読者に本書を読んでもらいたいと願っていますが、そういう読者にとってこの本はたいへん豊かに報われる読書となるでしょう。また、既にフェミニスト聖書解釈に親しんでいる方には、想像力を再度鍛えられ拡大される経験となるに違いありません――とりわけヨハネ福音書に登場する二人の中心的な女性、マルタとマリアとの関連において。

【著者について】山口里子(やまぐち・さとこ)
1945年生れ。日本聖書神学校に学ぶ。1988年よりアメリカ・ケンブリッジにあるハーヴァード大学神学部とエピスコパル神学校(EDS)で学び、1996年にEDSより博士号取得。ストーニーポイント・センター常駐神学教師、ニューヨーク神学校・ニューアーク神学校講師を経て帰国。2000年より日本フェミニスト神学・宣教センター共同ディレクター。恵泉女学園大学、聖心女子大学、日本聖書神学校、農村伝道神学校などで講師を務める。著書、Mary and Martha: Women in the World of Jesus、『虹は私たちの間に:性と生の正義に向けて』、『新しい聖書の学び』、『いのちの糧の分かち合い:いま、教会の原点から学ぶ』(以上、新教出版社)他。

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