我は三一の神を信ず

我は三一の神を信ず

信仰と歴史に関する一つの研究

フリードリヒ・ゴーガルテン著/坂田徳男訳/佐藤 優解説
本体価格:8,000円(10%税込定価: 8,800円)

サイズ:A5判 496ページ
ISBN:978-4-400-34028-7 C1016
発行年月:2010/11/07

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内容紹介

弁証法神学を代表する傑作を限定300部覆刻。
佐藤優氏の3万字を越える力作解説付き。
原書は1926年に出版。ゴーガルテンがバルトたちと『時の間』誌に拠りながら弁証法神学の論陣を張っていた時期を代表する傑作であるが、バルトとの決裂を予想させる決断主義的な主張が、既に色濃く展開されている。ゴーガルテンはバルトから批判され、またドイツ的キリスト者運動を支持するなどしたため、日本ではあまり読まれてこなかったが、本書は、後に著者が展開した政治倫理や世俗化論への神学的貢献に通じる初期重要作品として大切である。
覆刻の原本は、昭和11年(1936年)に長崎書店より刊行されたもの。

著者:フリードリヒ・ゴーガルテン
1887-1967。ドイツの神学者。いわゆる弁証法神学者であったが、ナチズムの台頭とともにドイツ・キリスト者運動に接近してバルトと訣別した。第2次大戦後は世俗化の問題に関心を示し、独自の神学的展開を見せた。ゲッティンゲン大学で長く教鞭をとった。著書『神と世界の狭間にある人間』『非神話化と教会』等。
(以上は主として『日本キリスト教歴史大事典』の佐藤敏夫の記述による。)

訳者:坂田徳男(さかた・とくお)
1898-1984。兵庫県出身。京都大学医学部、同文学部哲学科に学ぶ。関西学院大学講師、 大阪市立大学教授、帝塚山大学教授等を歴任。カント、ベルグソン、ピカートなどの翻訳がある。著書は『カント純粋理性批判解釈』(3巻)、『人間崩壊さなかの哲学』など。

解説:佐藤 優(さとう・まさる)
1960年生まれ。同志社大学神学部、同大学院を経て外務省に入省。主にロシアでの情報活動に従事。現在は論壇で活発な発言を行っている。著書に『国家の罠』、『自壊する帝国』、『私のマルクス』、『神学部とは何か』など多数の他、聖書に解説を施した『新約聖書?』がある。訳書にフロマートカ著『なぜ私は生きているか』など。

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