聖書と現代社会
聖書と現代社会
太田道子と佐藤 研を囲んで
NGO「地に平和」編
本体価格:1,800円(10%税込定価:
1,980円)
サイズ:A5判
152ページ
ISBN:4-400-12794-X
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内容紹介
新共同訳聖書の旧約を担当した太田道子さんと、岩波訳新約聖書で共観福音書を担当した佐藤研さんを、NGO「地に平和」の青年たちが囲んで催した対談の記録。たがいの聖書観や信仰観をめぐって忌憚なく語り合った、爆笑も連発の楽しい饗宴。
【話し合いに参加した人たち】(現職等は2006年12月時点)
太田 道子(おおた・みちこ)
1932年生まれ。東京女子大学、ルーテル神学大学院(アメリカ)、ヘブライ大学(イスラエル)、教皇庁立聖書学研究所(ローマ)、超教派高等神学研究所(エルサレム)を経て、新共同訳聖書翻訳・編集員を務める。古代オリエント史・旧約聖書学専攻。NGO地に平和代表。
佐藤 研(さとう・みがく)
1948年生まれ。東京大学大学院(西洋古典学)、ベルン大学等で学ぶ。神学博士(ベルン大学)。立教大学コミュニティ福祉学部教員。新約聖書翻訳委員会訳『新約聖書』(岩波書店)で共観福音書を担当。著書に『悲劇と福音』(清水書院)ほか。
話し合いに参加した人たち
大夛賀 政昭 1980年生まれ。立教大学コミュニティ福祉学部卒、立教大学大学院コミュニティ福祉学研究科博士課程前期課程修了。国立保健医療科学院福祉サービス部非常勤職員。大学四年次ドイツの総合社会福祉施設ベーテルにて実習、その経験を元に修士課程において共生コミュニティの研究を行う。現在、職場にて保健・医療・福祉分野におけるマネジメントに関する研究や行政研修の補助業務に携わるかたわらコミュニティ活動実践・支援について研究を続けている。
空閑 厚樹 1969年生まれ。早稲田大学人間科学研究科、早稲田大学助手、医療経済研究機構リサーチレジデントを経て、立教大学コミュニティ福祉学部コミュニティ政策学科教員。バイオエシックス(生命倫理学)の諸課題を、福祉の視点を参照しつつ研究している。
久保 文彦 1965年生まれ。国際基督教大学教養学部卒。東京都立大学大学院人文科学研究科(哲学専攻)博士課程、上智大学大学院神学研究科修士課程修了。清泉女子大学、国際基督教大学非常勤講師。キリスト教学、哲学の講義を担当。研究テーマは、聖書・キリスト教における人間論。
小林 望 1961年生まれ。東北大学・同大学院で学ぶ。新教出版社出版部、『福音と世界』編集長等を経て、現在同社代表取締役。キリスト教書の企画・編集・制作・営業に携わっている。
鈴木 良 1975年生まれ。慶応義塾大学総合政策学部卒、立教大学コミュニティ福祉学研究科前期課程修了。ラルシュ・デイブレイクにて二年半の研修(ラルシュ・デイブレイクはラルシュ・コミュニティの一つ。ラルシュ運動は、一九六四年、カナダ人のジャン・バニエがフランスで始めた知的障害者と健常者が共生するコミュニティ運動で、現在は三〇カ国一三〇以上のコミュニティをもつ)、NGO地に平和のパレスチナ・プロジェクト担当員として一年間の派遣。現在は、立教大学コミュニティ福祉学研究科後期課程にて、知的障害者の地域移行における自己決定について研究。
竹田 日出夫 1935年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科日本文学専攻修士課程修了。武蔵野女子大学(現武蔵野大学)文学部ほかで日本近・現代文学の講座を担当。武蔵野大学名誉教授。日本現代詩人会会員。
村上 信児 1973年生まれ。京都大学理学部を卒業するも、修士課程を中退。その後、立教大学大学院コミュニティ福祉学研究科修士課程において聖書学を学ぶ。現在は同大学院博士課程にて最初の漢訳聖書について研究中。
吉田 新 1978年生まれ。立教大学大学院文学研究科組織神学博士前期課程卒業。現在、ハイデルベルク大学神学部博士課程在学中。新約聖書学専攻。イエスの復活の出来事、また初期キリスト教における復活信仰の成立事情を心理学の方法論を用いて研究している。論文『「復活」体験」の本質』「福音と世界」二〇〇五年六月号(新教出版社)。
NGO地に平和について
1995年1月1日発足。パレスティナ女性の自立支援を主たる活動としながら、その思想的な根拠を聖書の平和観に求め、聖書を学ぶ勉強会を開いている。代表は太田道子。