「レズビアン」という生き方

「レズビアン」という生き方

キリスト教の異性愛主義を問う

堀江有里著
本体価格:2,200円(10%税込定価: 2,420円)

サイズ:四六判 263ページ
ISBN:4-400-42704-8
発行年月:2006/09/20

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内容紹介

「レズビアン」であることを公にした牧師。

所属する教団内でのさまざまな軋轢。
今ここで生きるたたかいを綴る、ねばり強い実践と思索の書。
『福音と世界』好評連載の単行本化。

 

【目次より】
 

 はじめに ―― 「レズビアン」として、この世界で生きること
 第1部  「レズビアン」というポジション
 1 プライド  ……”自分らしく”あること
 2 ホモフォビア …… “生”を阻害する力
 3 クローゼット …… 隠蔽された空間
 4 カミングアウト …… 連帯のための実践
 5 コミュニティ …… 居場所の確保
 6 ヴァルネラビリティ …… 当事者の限界性
 7 トランスジェンダー …… 身近な隣人
 8 ジレンマ …… 性的少数者の”苦悩”
 9 レズビアン …… 空白地帯にある存在
 10 サバイバー …… 「性暴力」を考える
 11 〔ヘテロ〕セクシズム …… 差別構造の仕組
 12 ヘイトクライム …… 憎悪が生む残虐性
 13 ヒストリー …… ある共同体の歩み
 14 アイデンティティ …… “生”の選択
 15 パートナーシップ …… “結婚”の問題
 16 エイジング …… “新たな”課題
 17 サブジェクト …… “主体”は誰か
 18 クィア …… 包括的な視点?
第2部 キリスト教と同性愛者差別 ――”たたかい”の現場から
 1 なぜ”たたかう”のか
 2 アファーム …… 共同作業への道筋
 3 ディベート …… 意図的な忘却
 4 シスターフッド …… 女たちの連帯
 5 サブジェクト(2) …… 「当事者」とは誰か
 6 「対話拒否」という事態
 7 バイオレンス …… 重層的な排斥
 8.〈絶望的〉な思いのなかで
 9 チャレンジ …… 対話する”勇気”
 10 新たな〈神学〉構築に向けて
 11 フェミニズム
【著者について】
堀江有里(ほりえ・ゆり)
1968年8月19日(バイクの日)生まれ。京都市東山区生まれ。逗子市池子育ち。
横浜共立学園中学・高校、同志社大学神学部、同大学院神学研究科歴史神学専攻博士課程(前期)修了。大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程修了。
専門は社会学、レズビアン・スタディーズ、クィア神学。
主要著書に『レズビアン・アイデンティティーズ』(洛北出版、2015年)など。
現在、信仰とセクシュアリティを考えるキリスト者の会(ECQA)代表、立命館大学・関西学院大学・龍谷大学ほか非常勤講師、日本基督教団牧師(無任所教師)。
愛車は、スズキSwift Sport II型(ZC32S/四輪)、しばらく冬眠中のスズキGrass Tracker Big Boy(二輪)。

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