アメリカ・キリスト教史
アメリカ・キリスト教史
理念によって建てられた国の軌跡
森本あんり著
本体価格:1,700円(10%税込定価:
1,870円)
サイズ:四六判
176ページ
ISBN:978-4-400-22117-3
発行年月:2006/05/10
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内容紹介
「アメリカという理念」の光と影
わが国のアメリカ研究にはキリスト教の視点が決定的に欠落している。あってもせいぜいファンダメンタリストや宗教右翼に対する時事的な興味が寄せられるに過ぎない。本書はそうした欠を補い、アメリカを理解する上で欠かせないキリスト教を、確かな歴史的なパースペクティブのもと正確かつコンパクトに叙述する。今後この分野の最も信頼に足る概説書となるだろう。略年譜・貴重な図版多数・囲み記事付き。
【目次より】
第1章 「アメリカ」の始まり
第2章 ニューイングランドの建設
第3章 ピューリタンの信仰と生活
第4章 大覚醒
第5章 独立革命期
第6章 諸教会の伸展と変容
第7章 アンテベラム時代
第8章 新しい信仰の諸形態
第9章 南北戦争期
第10章 アメリカの膨張
第11章 二つの世界大戦
第12章 戦後から現代へ
文献案内・索引
【著者について】
森本あんり氏は1956年神奈川県生まれ。国際基督教大学、東京神学大学大学院、プリンストン神学大学院卒 (Ph.D.)。現在、国際基督教大学教授。2002-2003年、プリンストン神学大学院客員教授。
〔著書〕『使徒信条――エキュメニカルなシンボルをめぐる神学黙想』(新教出版社)、『ジョナサン・エドワーズ研究――アメリカ・ピューリタニズムの存在論と救済論』『アジア神学講義――グローバル化するコンテクストの神学』(以上、創文社)、Jonathan Edwards and the Catholic Vision of Salvation (Pennsylvania State University Press)、『総説現代神学』(共著)、『講座現代キリスト教倫理』(共著)『現代に語りかけるキリスト教』(以上、日本基督教団出版局)、『歴史のなかの政教分離』(共著、彩流社)他。
〔訳書〕ミューラー『福音主義神学概説』(共訳)、サイカー編『キリスト教は同性愛を受け入れられるか』(監訳)(以上、日本基督教団出版局)、デコスタ編『キリスト教は他宗教をどう考えるか』(教文館)。