カルヴァン 霊も魂も体も
カルヴァン 霊も魂も体も
宗教改革論集1
出村彰
本体価格:5,000円(10%税込定価:
5,500円)
サイズ:A5判
420ページ
ISBN:978-4-400-22111-1
発行年月:2009/12/22
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内容紹介
わが国の宗教改革史研究を牽引してきた著者による単行本未収録の重要論考を全3巻に集成。
この巻では、カルヴァンへの歴史神学的アプローチを試みる。
まず聖書注解者という側面を手がかりにカルヴァンの霊性の核心に迫ると同時に、エコランパーディウス、ツヴィングリ、ヤン・ラスキらカルヴァンの周辺を精査、更には熊野義孝における受容を通してわが国における影響作用史にも考察を巡らせる。
宗教改革論集2は『ツヴィングリ 改革派教会の遺産と負債』
【著者について】
出村彰(でむら・あきら)氏は1933年、仙台に生まれる。東北学院大学、東京神学大学を経て、イェール大学、プリンストン神学大学、バーゼル大学に留学。神学博士。東北学院大学文学部教授、副学長を経て、同大学名誉教授。2010年11月まで宮城学院理事長を務めた。宗教改革史に関する著書・訳書多数。
【目次から】
第一部 カルヴァンにおける霊性
第一章 詩篇註解序文を中心に
対 談 詩篇をうたう (川端純四郎、出村彰)
第二部 聖書注解者カルヴァン
第二章 二つのローマ書注解 カルヴァンとエコランパーディウス
第三章 宗教改革者のサクラメント論 ローマ書四章一一節の釈義から
第四章 ヨハンネス・エコランパーディウス 長老制教会政治の起源に関連して
第三部 戦 い
第五章 カルヴァンとツヴィングリ 「シュライトハイム信仰告白」を手がかりとして
第六章 「シュライトハイム信仰告白」論駁再考 ツヴィングリからカルヴァンへ
第四部 ヤン・ラスキの教会形成
第七章 ヤン・ラスキと「ロンドン教会規則」
第八章 ヤン・ラスキにおける聖餐式
第五部 宗教改革を神学する熊野義孝
第九章 義認と予定
第一〇章 熊野神学におけるサクラメント