ジョン・H・ヨーダーの神学
ジョン・H・ヨーダーの神学
平和をつくりだす小羊の戦い
東京ミッション研究所 編
本体価格:1,900円(10%税込定価:
2,090円)
サイズ:四六判
230ページ
ISBN:978-4-400-42403-1
発行年月:2010/02/26
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内容紹介
『イエスの政治』などで非暴力平和主義の神学者としても知られるヨーダーは、「平和憲法」を掲げる現代日本の文脈で研究されるに相応しい神学者。しかしニーバーの「キリスト教現実主義」への批判としてのヨーダーの「聖書的現実主義」や、神学の「前提」への彼の問いかけは、日本ではあまり取り扱われずにきた。だがヨーダーの神学はS・ハワーワスらにも引き継がれ、死後もますます現代の神学・倫理学において説得力を帯びている。そのヨーダーの神学を、日本人研究者たちが多角的に論じた初の試み。
【目次より】
第一章 序論 ヨーダーは生きている――キリスト教と文化再考、証しの神学
東方敬信
第二章 ヨーダーの神学的倫理学における方法的思想構造
中島真実
第三章 ジョン・ハワード・ヨーダーの神学――その重要性と課題
藤原淳賀
第四章 J・H・ヨーダーの平和神学、平和倫理
矢口洋生
第五章 「社会的無責任」か、十字架のつまずきか――ヨーダーにおけるキリスト者の責任
M・T・ネイション(南野浩則訳)
ジョン・ハワード・ヨーダー(John Howard Yoder, 1927-1997)
メノナイトを代表する歴史学者、神学者。ノートルダム大学教授などを歴任。主著『イエスの政治』(邦訳、新教出版社)は聖書学と倫理学を結んだ古典として、特に平和主義との関連で世界的に読まれている。