ドイツ現代史とキリスト教
ドイツ現代史とキリスト教
ナチズムから冷戦体制まで
河島幸夫
本体価格:3,000円(10%税込定価:
3,300円)
サイズ:A5判
242ページ
ISBN:978-4-400-21223-2 C1016
発行年月:2011/03/08
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内容紹介
ヒトラーに対する当時のカトリック教会の対応、バルメン宣言成立の前史、ナチの障害者抹殺計画に対するプロテスタント教会の態度、戦後の冷戦期における教会の立場、そして宗教政党のあり方等、ドイツ現代史と教会史とが切り結ぶ核心部を解明する。著者の研究の集大成とも言うべき労作。
【目次より】
第一章 ナチスの政権掌握とカトリック教会
第二章 バルメン宣言とその先駆け
プロテスタント教会のナチズム批判
第三章 回勅「深き憂慮に満たされて」の背景と意義
教皇ピウス十一世のナチズム批判
第四章 ナチス優生政策とキリスト教会
遺伝病子孫予防法(断種法)への対応
第五章 キリスト教民主同盟・社会同盟
戦後ドイツの宗教政党
第六章 戦後ドイツの教会と平和問題
プロテスタント教会の姿勢と活動(一九四五―一九九〇)
【著者について】
かわしま・さちお氏は1942年兵庫県小野市に生まれる。東北大学,神戸大学大学院,ハイデルベルク大学に学ぶ。博士(東北大学・法学)。西南学院大学法学部教授(政治学,政治外交史,人権平和研究)
著書 『戦争・ナチズム・教会』(博士論文,新教出版社,1993/97年),『世界平和への道――激動のドイツと国際政治』(編著,中川書店,1990/?2004年),『政治と信仰の間で』(創言社,2005年),『ナチスと教会』(創文社,2006年),『賀川豊彦の生涯と思想』(中川書店,1988/2009年)ほか
訳書 W・フーバー/H・E・テート『人権の思想』(新教出版社,1980/92年),H・E・テート『キリスト教倫理』(ヨルダン社,1984/95年),D・ゼンクハース『ヨーロッパ2000年』(創文社,1992/94年)ほか