プロテスタンティズムとメキシコ革命

プロテスタンティズムとメキシコ革命

市民宗教からインディヘニスモへ

大久保教宏著
本体価格:4,700円(10%税込定価: 5,170円)

サイズ:A5判 320ページ
ISBN:4-400-22774-X
発行年月:2005/05/01

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内容紹介

従来のメキシコ史研究では、20世紀初頭の革命過程でプロテスタント知識人たちの果たした重要な役割がしばしば忘却されてきた。本書は、綿密な研究によってこの歴史の空隙を埋める労作である。プロテスタント側の戦略である、米国に範をとった市民宗教の構築が、メキシコ独自のナショナリズム=インディヘニスモへ収斂していく経緯を解明する。

反宗教的性格を持つとされている20世紀初頭のメキシコ革命のもう一つの特質に光を当てた貴重な研究。義塾章受賞。


【目次より】
 はじめに   
  ――忘れられてきた少数派宗教プロテスタンティズムの歴史
第一部
 第一章 メキシコにおける宗教問題の系譜   
 第二章 動乱期まで   
  ――プロテスタント市民宗教の萌芽
第二部
 第三章 国境を越える社会的福音   
  ――宣教師サミュエル・ガイ・インマンの宗教的インターアメリカニズム
 第四章 市民宗教時代の到来   
  ――『新しい民主主義』に集う教育家たち
 第五章 メキシコを霊の国に   
  ――メソジスト牧師エピグメニオ・ベラスコの戦略
 第六章 闘いの野に出でよ   
  ――超教派雑誌『キリスト教世界』の十年
第三部
 第七章  学校のために、祖国のために   
  ――メソジスト信者アンドレス・オスーナ、革命政府高官となる
 第八章 市民宗教からインディヘニスモへ   
  ――長老派信者モイセス・サエンスの思想と実験
おわりに   
  ――市民宗教時代の終焉

【著者について】
大久保教宏(おおくぼ・のりひろ)氏は1964年生まれ。東京外語大スペイン語科、東大大学院人文社会系博士課程単位取得退学。文学博士。慶應義塾大学法学部教授。

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