内村鑑三問答
内村鑑三問答
鈴木範久著
本体価格:2,700円(10%税込定価:
2,970円)
サイズ:四六判・並製
278ページ
ISBN:978-4-400-21341-3 C1016
発行年月:2024/07/05
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内容紹介
内村鑑三の人と思想に迫る
70年にわたり内村と向き合い続け、記念碑的な『内村鑑三日録』全12巻を世に問うなど、終始内村研究を主導してきた著者が、「なぜ最初の結婚は破綻したのか」「新島襄から離れたわけは」「天皇をどうみたか」など、更なる解明を要する24の「謎」を取り上げ、その人格と思想に迫る。巻末に、著者が現時点で最も正確と考える年表を付す。
【目次より】
一 東北か西南か
二 クラークに会ったか
三 進化論をどう理解したか
四 最初の結婚はなぜ破綻したのか
五 新渡戸稲造は親友だったか
六 新島襄から離れたわけは
七 宣教師は嫌いか
八 「不敬事件」はなぜ大騒ぎになったか
九 天皇をどうみたか
一〇 無教会主義は教会の否定か
一一 好きな日本人牧師はいたか
一二 バプテスマ(洗礼)をおこなったか
一三 他教徒との交流はあったか
一四 戦争はすべて否定したか
一五 人生相談に応じたか
一六 なぜ学校を創立しなかったか
一七 『羅馬書の研究』はだれの著作か
一八 桜の花に何を思ったか
一九 福祉施設で働いた経験は活かされたか
二〇 文学者たちは棄教したのか
二一 一生貧しかったか
二二 商売をしたら成功したか
二三 ユーモアを解したか
二四 最期は自然死で迎えたか
略年譜
【著者について】
鈴木範久(すずき・のりひさ)
1935年生まれ。東京大学卒業。専攻、宗教学宗教史学。立教大学名誉教授。
著書『明治宗教思潮の研究』(東京大学出版会、1979)、『内村鑑三』(岩波新書、1984)、『内村鑑三日録』全12巻(教文館、1993-99)、『聖書の日本語』(岩波書店、2006)、『内村鑑三の人と思想』(岩波書店、2012)、『日本キリスト教史─年表で読む』(教文館、2017)、『聖書を読んだ30人─夏目漱石から山本五十六まで』(日本聖書協会、2017)、『文語訳聖書を読む─名句と用例』(ちくま学芸文庫、2019)、『内村鑑三交流事典』(同、2020)、『聖書語から日本語へ』(教文館、2023)ほか。編集『内村鑑三全集』全40巻(岩波書店、1980-84)ほか。監修『日本キリスト教歴史人名事典』(教文館、2020)。翻訳内村鑑三『代表的日本人』(岩波文庫、1995)など。