天国から締め出されたローマ法王の話

天国から締め出されたローマ法王の話

エラスムス著 木ノ脇悦郎編訳
本体価格:2,300円(10%税込定価: 2,530円)

サイズ:四六判 200ページ
ISBN:978-4-400-32125-5
発行年月:2010/03/24

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内容紹介


 生前、政略と奢侈に明け暮れた法王ユリウス二世は、死んで天国の門まで辿り着いたが、門番ペテロに詰問され、とうとう天国に入れてもらえなかった……。
エラスムスは、数多くの対話編を書き残し、冴え渡る筆鋒で当時の権力者・高位聖職者らを風刺した。その代表作が、本書に収める「天国から締め出されたユリウス」である。他に、当時猖獗をふるった悪魔払いを諷する「悪魔払い、あるいは幻影」を伴録。
欺瞞と狂信の横行した時代に理性を擁護しようとしたユマニストの精神から、我々が学ぶものは大きい。
わが国の代表的なエラスムス研究家である木ノ脇氏による行き届いた解説・解題を付す。

ユリウス二世(在1503-1513)
ラファエロ画



 
 
 
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【著者について】
木ノ脇悦郎(きのわき・えつろう)
1942年生まれ。1968年、関西学院大学大学院神学研究科修士課程修了(神学修士)。1980-81年、カナダ・トロント大学客員研究員。1992年、関西学院大学よりエラスムス研究により博士学位受領(神学博士)。2001-02年、アムステルダム自由大学客員研究員。福岡女学院短期大学教授、関西学院大学神学部教授、同神学部長、福岡女学院院長、福岡女学院大学学長を歴任。著書:『エラスムス研究――新約聖書パラフレーズの形成と展開』(日本基督教団出版局、1992)、『エラスムスの思想的境地』(関西学院大学出版会、2004)、『宗教改革の人間群像』(新教出版社、2017)他。訳書:A・ケニー『ウィクリフ』(教文館、1996)他。

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