尊厳とは何か
尊厳とは何か
グローバル化と人類の共生
ドイツ福音主義教会編 小杉尅次訳
本体価格:3,500円(10%税込定価:
3,850円)
サイズ:A5判
488ページ
ISBN:978-4-400-42708-7
発行年月:2009/03/26
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内容紹介
グローバル化の下で脅かされる人間の尊厳。
ダライ・ラマ、ミハイル・ゴルバチョフ、ティク・ナト・ハン、ムハマド・ユヌスら、世界の有識者30名が語る共生の課題。
2007年に行われたG8サミットに対して、グローバリゼーション下の人類の共生とはいかにあるべきかを考えるために、ドイツ福音主義教会大会の呼びかけで編まれた論集。我々が共に担うべき倫理的かつ政策的責任が広範に呈示されている必読の書。
【目次から(抜粋)】
第I部 尊厳・正義・人権
第1章 愛と倫理――人間を結ぶ根源と根拠 ダライ・ラマ一四世
第3章 尊厳と人間性と人権――「グラミン生協」と村の女性たち ムハマド・ユヌス
第4章 尊厳の力は、本当に希望の根拠たりうるか サムエル・コビア
第5章 未来展望――新しい尊厳倫理の確立を クリストフ・ベルトラム
第6章 尊厳に溢れた世界形成に向けて――四つの礎石 ライアン・アイスラー
第7章 尊厳と人権の擁護――キリスト者の連帯と課題 ニコラウス・シュナイダー
第8章 人間の尊厳――その偉力と威力に注目したい キャシィ・ガロウェイ
第9章 ディアコニア活動に見る尊厳と人権擁護 コルネリア・F・ヴァイツェル
第II部 国際社会・ヨーロッパ・自己変革
第10章 人間の尊厳とは何か――グローバル化とヨーロッパの統合 クラウス・テプファー
第12章 世界的広がりのパートナーシップを――良心委員会設立の提言 アブラハム・シャローム・ソエテンドープ
第13章 尊厳の偉大さ――アフリカ独立解放闘争の教訓 H・ムヴゥメ・ダンダラ
第15章 尊厳の厳粛さ――グローバル化論再考 クラウス・M・ライジンガー
第16章 国連ミレニアム開発目標――評価と展望 エヴァリン・ヘルケンス
第17章 世界経済の専横――それが、尊厳否定の根源だ! エアハルト・エプラー
第19章 聖人理解と人権――尊厳・自由・個の確立を中心に アショク・ガンガデアン
第20章 世界の現実と尊厳の現実化―マーシャル・プラン検証 フランツ・アルト
第III部 環境・平和・共生
第22章 水利権と人権――尊厳思想を中心に ミハイル・ゴルバチョフ
第23章 ”国境を超えた”連帯行動への提言 エル・ハッサン・ビン・タラル
第24章 なぜ今人間の安全保障論なのか――開発と人権保障 アマルティア・セン
第25章 共に前進しようではありませんか! ティク・ナット・ハン
第26章 世界倫理の宗教的基盤――バハイ教の視点から スヘイル・ブシュルイ
第27章 好機到来――水資源をめぐる国連協約を中心に モーデ・バルロフ
第28章 内面的尊厳について――課題と展望 リチャード・ロール
第29章 尊厳の基礎はどこで築かれるのか ジョナサン・グラノフ
第30章 環境保全と尊厳の思想――市民社会の共通倫理 フランツ・ヨゼフ・ラーダーマッヒャー