平和を目指す共生神学
平和を目指す共生神学
スリランカの「対話と解放の神学」に学ぶ
志村真編著
本体価格:2,380円(10%税込定価:
2,618円)
サイズ:A5判
230ページ
ISBN:978-4-400-32124-8
発行年月:2008/12/19
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内容紹介
私たちは、アジアの教会の現実、神学の営みについてどれほどのことを知っているだろうか?
内戦に苦悩するスリランカの地で、教会はいかにして和解の使者・平和を作る者となれるのか。
この重い課題を担いながら、教会論、聖書解釈方法論等を包含する新たな「対話と解放の神学」を真摯に追求するジョセフ、ピエリス、スギルタラージャの三人の刺激的な論考、および編訳者の力強い応答を収録。
【目次より】
第I部 レックス・M・P・ジョセフ
第一章 イエス物語を再話する
スリランカの内戦状況において
第二章 スリランカ宗教における平和を目指す共生の取り組み
第三章 スリランカにおいて平和を目指す新たな共生神学
第四章 教会よ、神はここに! イエスはここにおられる!
第五章 スリランカからのメッセージ(説教)
第II部 アロイシウス・ピエリス
第六章 アジアの解放の神学に向けて
宗教=文化的ガイドライン
第七章 アジアの文脈における修道的貧しさ
第III部 ラシア・S・スギルタラージャ
第八章 漂うアイデンティティと聖書解釈
第九章 サフランの衣をまとったイエス?
第IV部 志村 真
第十章 「善いサマリア人のたとえ」をめぐる二つの「アジア体験」
第十一章 マリアは報復ではなく救いをうたう
第十二章 産着にくるんで飼い葉おけに
【編著者について】
志村真(しむら・まこと)氏は1957年、高知県須崎市生まれ。1982年、東京神学大学博士課程前期課程修了。都城城南教会(宮崎県)、若松教会(北九州市)、上下教会(広島県)を牧会した後、2002年より中部学院大学短期大学部(岐阜県関市)宗教主事。その間、ランカ合同神学校(スリランカ、1988年)、海外宣教研修所(アメリカ・コネチカット州、1996?97年)にて研修。著書に、『イエス・キリストの人間観』(角川学芸出版)、訳書に、W・ウィンク『イエスと非暴力』(新教出版社)、ファベリア&スギルタラージャ『〈第三世界〉神学事典』(林巌雄氏と共訳)日本基督教団出版局、がある。