教会と戦争

教会と戦争

川端純四郎著
本体価格:2,500円(10%税込定価: 2,750円)

サイズ:四六判 434ページ
ISBN:978-4-400-21322-2 C1016
発行年月:2016/04/18

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内容紹介

歴史と信仰の緊張関係を考え抜いた神学者、小さな者への差別や抑圧を看過せず、構造的な問題に正面から取り組んだ実践家、多くの学生たちに慕われた教育者、教会学校で子どもたちに聖書のお話を語り続け、オルガニストとして礼拝に奉仕し続けた篤実な信徒、広範な視点からその音楽の本質を解明したバッハ研究の第一人者――。
残された数多くの論文、エッセイ、講演録などから28編を精選し、多面的な活動の根底にあった信仰と思想の全体像を描き出す一書。
戦時下、牧師館の少年だった著者が見た父の姿、特高が監視する礼拝、長じて留学の途次に出会ったアジアの貧しい子どもたち、ドイツで出会ったブルトマン、帰国後に学び始めたマルクス……

【目次より】
1 現代における矛盾と差別
2 教会と戦争――仙台東三番丁教会の場合
3 聖書とバッハとマルクス
4 歴史を背負って生きるということ
5 日本におけるキリスト教
6 同志社と東華学校
7 「合同のとらえなおし」と日本基督教団の歩み
8 私の信仰告白と「信仰告白文」
9 「信仰告白に関するステートメント」について
10 信仰告白と聖書学
11 エキュメニカル運動と私たちの使命
12 祈り三題
13 現代におけるキリスト教的な視点とは何か
14 キリスト者と天皇制・大嘗祭
15 なぜ日本共産党か――信仰と科学
16 無実を叫び続け――故佐藤誠氏のこと
17 靖国神社問題と日本人の宗教心
18 キリスト者の政治参加
19 平和七夕
20 平和七夕二十年
21 核兵器廃絶市民行進の二十五年
22 教会と信仰者と国家――創造の秩序をめぐって
23 礼拝における奏楽の位置
24 神はかくも世を愛し給えり
25 オルガニストの心構え
26 礼拝と賛美
27 礼拝と賛美の八〇年
28 礼拝と音楽
解説 浅見定雄
【著者について】
川端純四郎(かわばた・じゅんしろう)
1934年生まれ。東北大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学(宗教学専攻)。ドイツのマールブルク大学に留学、ブルトマンに師事。東北学院大学文学部キリスト教学科の教員を務め1999年に定年退職。また日本基督教団常議員、同讃美歌委員、世界教会協議会(WCC)中央委員を歴任、日本基督教団仙台北教会オルガニスト、九条の会全国講師団メンバーとしても活躍した。2013年逝去。
著書:『J. S.バッハ 時代を超えたカントール』、『バッハ万華鏡』、『讃美歌21略解』(共著)、『讃美歌21選曲ガイド』(共著)、『さんびかものがたり』(全5冊)、『3・11後を生きるキリスト教』など。訳書:ブルトマン『イエス』(共訳)、『新約聖書神学』、『ヨハネの手紙』など。

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