新約聖書の中心的使信

新約聖書の中心的使信

〈新書 120〉

J.エレミアス著 川村輝典訳
本体価格:1,400円(10%税込定価: 1,540円)

サイズ:新書判 228ページ
ISBN:978-4-400-14120-4 C1216
発行年月:1966/04/25

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内容紹介

新約から後期ユダヤ教に至る分野で大きな業績を残した碩学エレミアスの諸論文を収録。

いずれも、余人の追随を許さぬアラム語の深い造詣を活かし、史的イエスの本来の言葉に肉薄した古典的な作品である。イエスの神への呼びかけの言語的・神学的意義を明らかにした「アバ」など、現在も基礎的とされる必読論考。
【目次より】
史的イエスの問題
 1 ケリュグマ神学
 2 史的イエスの中心的意味
 3 イエスの福音と初代教会の宣教
主の祈り
 1 古代教会における主の祈り
 2 主の祈りの最古の本文
 3 主の祈りの意味
山上の説教
 1 問 題
 2 山上の説教の起源
 3 原始キリスト教の教理問答としての山上の説教
 4 イエスの個々の言葉
 5 律法ではなく福音
新約聖書の中心的使信
 1 ア バ
 2 犠牲の死
 3 信仰による義
 4 啓示の言葉
著者 ヨアヒム・エレミアス(Joachim Jeremias)
1900-1979年。ドイツの新約聖書学者。ドレスデンに牧師の子として生まれた。父の赴任に伴い10代の5年間をパレスチナで生活した経験がある。ナチ時代は告白教会に属した。1935-68年、ゲッチンゲン大学教授。邦訳のある著作は本書の他に、『イエスの譬え』『イエスの宣教』『イエスの聖餐のことば』など。
訳者 川村輝典(かわむら・あきのり)
1928年生まれ。東京大学、東京神学大学、ゲッチンゲン大学で学ぶ。1966-97年、東京女子大短期大学部、同大学で教鞭を執る。また日本基督教団弦巻教会で牧師を務めた。著書『ヘブル書の研究』、『新約聖書神学の歴史と課題』『ディオグネートスへの手紙の研究』『ヘブライ人への手紙研究』ほか多数。

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