牧師植村正久
牧師植村正久
雨宮栄一
本体価格:3,100円(10%税込定価:
3,410円)
サイズ:四六判
400ページ
ISBN:978-4-400-21306-2
発行年月:2009/06/25
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内容紹介
好評の雨宮栄一牧師による植村評伝3部作の完結編。
「自由なる国民教会」の形成を目指して奮闘した壮年期から死に至る植村と、その時代背景を活写。
海老名との「キリスト論論争」、東京神学社設立、大逆事件、貧困問題等々、時代の課題と取り組み続けた牧師の姿。
【目次より】
序に代えて 正久の志した日本の教会形成と日本帝国の出現
第一章 藤村操の自殺
第二章 海老名弾正とのキリスト論論争
第三章 東京神学社の設立
第四章 明治三八年「独立決議案
第五章 社会問題とキリスト者
第六章 植民地支配と『福音新報』
第七章 大逆事件
第八章 天皇制理解
第九章 女性の解放と自立を目指して
第十章 大正期の富士見町教会
第十一章 突然の死
終わりに
植村正久略年譜
人名索引
【著者について】
雨宮栄一(あめみや・えいいち)氏は1927年京城に生まれる。1953年日本基督教神学専門学校卒業。1962-63年西ドイツに留学。日本基督教団山梨教会、阿佐ヶ谷東教会、東駒形教会牧師を経て、1997年中部学院大学教授。現在同大学名誉教授。
著書:『バルメン宣言研究』(1975年)、『ドイツ教会闘争の展開』(1980年)、『日本キリスト教団教会論』(1981年)、『ユダヤ人虐殺とドイツの教会』(1986年)、『ドイツ教会闘争の挫折』(1991年)、『二人の平和主義者の殉教』(1995年)、『主を覚え、死を忘れるな』(2002年)、『青春の賀川豊彦』(2003年)、『貧しい人々と賀川豊彦』(2005年)、『暗い谷間の賀川豊彦』(2006年)、『若き植村正久』(2007年)、『戦う植村正久』(2008年)ほか。
訳書:E・ベートゲ『ボンヘッファー伝II、III』、ほか。