現代エキュメニカル運動史

現代エキュメニカル運動史

ジェンダー正義の視点から読み解く

藤原佐和子著
本体価格:3,400円(10%税込定価: 3,740円)

サイズ:A5判 238ページ
ISBN:978-4-400-31102-7 C1016
発行年月:2024/09/19

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内容紹介

「物議を醸す」問題に核心がある

キリスト教において、教会一致運動と訳されるエキュメニズム。その中心的な課題とは何か。
女性の按手の是非やセクシュアリティに関わる問題群は90年代以降の「エキュメニカルの冬」をもたらしたとされるが、そこではいかなる論争と実践が展開されてきたのか。多くの取り組みと議論を一次資料を通して丹念に辿る。
ジェンダー正義の視点から綴られた、これまでにない新たなエキュメニズムの歴史!
「コラム」ではエキュメニカル運動を理解するための基本概念を丁寧に解説する。

【目次から】
序 論
第1章 エキュメニカルの冬
第2章 信徒の参加
第3章 女性の参加
第4章 女性の按手
第5章 ヒューマンセクシュアリティ
第6章 ジェンダー正義
結 論
[コラム]
① 世界宣教会議(WMC)
② 国際宣教協議会(IMC)
③ 生活と実践(Life and Work)
④ 信仰と職制(Faith and Order)
⑤ 世界教会協議会(WCC)の成立
⑥ ミッシオ・デイ(missio Dei)

【著者について】
ふじわらさわこ氏は、映像プロダクション勤務を経て、同志社大学大学院神学研究科博士課程修了。博士(神学)。専門分野は現代神学。同志社大学神学部特任助教、東北学院大学文学部専任講師・宗教主任などを経て、現在、立教大学文学部キリスト教学科ほか兼任講師。エキュメニカル運動ではアジア・キリスト教協議会(CCA)常議員などを経て、2021年より日本キリスト教協議会(NCC)書記。著作に、富坂キリスト教センター編『日本におけるキリスト教フェミニスト運動史─ 1970年代から2022年まで』(共著、新教出版社、2023年)、関西学院大学キリスト教と文化研究センター編『エコロジカル聖書解釈の手引き』(共著、キリスト新聞社、2024年)などがある。

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