良き力に不思議に守られて

良き力に不思議に守られて

講演・説教・論考

宮田光雄[著]
本体価格:1,400円(10%税込定価: 1,540円)

サイズ:小B6 173ページ
ISBN:978-4-400-51581-4 C1016
発行年月:2022/10/25

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内容紹介

神への根源的信頼に生きるとは?

著者は政治学者としてヨーロッパ政治思想史、なかでもナチズムを中心とする20世紀の政治現象の解明に大きな業績をあげてきたが、同時に、大学で働く一人のキリスト者として学生伝道に使命を見出し、長年にわたり聖書研究会を主宰して多くの若者に感化を及ぼしてきた。
本書は、そうした信徒伝道者としての著者の実存を貫く基本的な信仰観を余すところなく伝える単行本未収録の珠玉の説教5編のほか、メルヘンを通して神と出会う可能性を考察した「メルヘンの森で神と出会う」、神表現の極限を追求したユニークな現代造形作家バーネット・ニューマンを巡る論考など、7編を収録する。

【目次より】
1 《出エジプト》――新しい出発
  
2 生命の水を求めて――イエスとの出会い
3 後なる者は先に、先なる者は後に――イエスの譬え話(1)
4 〈盛大な晩餐会〉への招き――イエスの譬え話(2)
5 なすべきことはただ一つ――パウロの宣教
  
6 メルヘンの森で神と出会う
7 暗黒から光の世界へ――バーネット・ニューマンの《十字架の道行き》
良き力に守られて――「あとがき」に代えて

【著者について】
宮田光雄(みやた・みつお) 1928年高知県生まれ。東京大学法学部卒業。東北大学名誉教授。主な著書は『西ドイツの精神構造』(学士院賞)、『政治と宗教倫理』『ナチ・ドイツの精神構造』『現代日本の民主主義』(吉野作造賞)、『非武装国民抵抗の思想』『キリスト教と笑い』、『ナチ・ドイツと言語』『聖書の信仰』全7巻、『国家と宗教』『カール・バルト』『ボンヘッファー』(以上、岩波書店)、『宮田光雄思想史論集』全8巻(創文社)、『十字架とハーケンクロイツ』『権威と服従』『《放蕩息子》の精神史』(新教出版社)ほか多数。

【書評】

『本のひろば』2023年1月号(評者=大島 力氏)

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教会と社会の課題を扱う神学的オピニオン誌。1952年4月創刊。

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