若き植村正久
若き植村正久
雨宮栄一著
本体価格:2,900円(10%税込定価:
3,190円)
サイズ:四六判
366ページ
ISBN:978-4-400-21304-8
発行年月:2007/09/28
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内容紹介
近代日本プロテスタント教会史に巨大な足跡を残した人物であるにもかかわらず、なぜか植村正久の本格的な評伝はほとんど書かれてこなかった。本書は、その欠落を埋めるべく著者が3部作の構想の下に企図した植村評伝の第1作である。
旧幕臣としての生い立ちから始まり、若き日のキリスト教との出会い、回心、そして献身へと至る若き植村の姿。嫁姑の確執に苦悩し最初の教会を辞任する人間植村の素顔、主著とも言うべき『真理一斑』と『福音道志流部』の著作の経緯。また明治初期啓蒙思想との折衝など、植村理解に必須の問題に及ぶ。
第2作『闘う植村正久』、第3作『牧師植村正久』で評伝3部作、完結。
【目次より】
序に代えて 何故、今日、植村正久の評伝か
第一章 その出自
第二章 横浜・石川塾と修文館
第三章 入信をめぐって
第四章 ブラウン塾
第五章 ブラウン塾と神学思想形成
第六章 一致神学校
第七章 下谷一致教会
第八章 『六合雑誌』
第九章 山内季野との結婚
第十章 「日本伝道論」
第十一章 『真理一斑』
第十二章 『福音道志流部』
あとがき
植村正久略年譜
【著者について】
雨宮栄一(あめみや・えいいち)氏は1927年京城に生まれる。1953年日本基督教神学専門学校卒業。1962-63年西ドイツに留学。日本基督教団山梨教会、阿佐ヶ谷東教会、東駒形教会牧師を経て、1997年中部学院大学教授。現在同大学名誉教授。
著書:『バルメン宣言研究』(1975年)、『ドイツ教会闘争の展開』(1980年)、『日本キリスト教団教会論』(1981年)、『ユダヤ人虐殺とドイツの教会』(1986年)、『ドイツ教会闘争の挫折』(1991年)、『二人の平和主義者の殉教』(1995年)、『主を覚え、死を忘れるな』(2002年)、『青春の賀川豊彦』(2003年)、『貧しい人々と賀川豊彦』(2005年)、『暗い谷間の賀川豊彦』(2006年)、『若き植村正久』(2007年)、『戦う植村正久』(2008年)ほか。
訳書:E・ベートゲ『ボンヘッファー伝II、III』、ほか。