詩人は聖書をどのように表現したか

詩人は聖書をどのように表現したか

柴崎聰[著]
本体価格:2,100円(10%税込定価: 2,310円)

サイズ:四六判 286ページ
ISBN:978-4-400-62765-4 C1092
発行年月:2022/04/25

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内容紹介

16名の近代現代詩人を読む

キリスト教が日本文学の担い手たちに与えた影響は測りしれない。
では、聖書は詩にどのような影響を及ぼし、詩人は聖書をどのように表現したのか。
信仰者であり優れた実作者である著者のみがなしうる、透徹した読みを示す。

▶本書で取り上げる詩人たち
島崎藤村/三木露風/山村暮鳥/八木重吉/石原吉郎/安西均/島朝夫/高野喜久雄
片瀬博子/塔和子/澤村光博/高橋喜久晴/野村英夫/島崎光正/阪田寛夫/森田進

【目次より】
序 章 新體詩の勃興 
第一章 近代詩を開拓した先駆者たち 
第二章 「なのはな」の詩人と「ほのお」の詩人 
第三章 「表現する詩人」と「物語る詩人」 
第四章 科学や数学に精通した詩人たち 
第五章 エバやマリアに共振する詩人たち
第六章 意味場の詩人と叙物詩の詩人
第七章 四季派・叙情・童謡・牧師詩人たち
終 章 聖書の余白に贖われるプネウマの風
 聖句索引/人名索引/事項索引

【著者について】

柴崎 聰(しばさき・さとし)
1943年、仙台市に生まれる。1967-2008年、編集者として活動。現在、大学講師。博士(総合社会文化)。日本現代詩人会会員、日本詩人クラブ会員、日本キリスト教詩人会会員、日本キリスト教文学会会員。詩集『伏流の石』『溺れ滝』『裸形の耳』『エマオの夜』『フクロウは昔ネコだった』(以上、花神社)、『教煌の風』(石文館)、『悲しみの岩』『テッセンの夏』『新・日本現代詩文庫10 柴崎聰』『不思議な時間だった』『涙半分』『火の言葉』『香りの舟』(以上、土曜美術社出版販売)。『詩の喜び 詩の悲しみ』『文学の比喩 聖書の比喩』石原吉郎 詩文学の核心』(以上、新教出版社)。編集・解説『石原吉郎セレクション』(岩波書店)。

【書評】

『本のひろば』2022年11月号(評者=時澤 博氏)

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