静寂者ジャンヌ
静寂者ジャンヌ
生き延びるための瞑想
山本賢蔵[著]
本体価格:3,000円(10%税込定価:
3,300円)
サイズ:四六判
512ページ
ISBN:978-4-400-21345-1 C1016
発行年月:2025/03/25
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内容紹介
なぜ彼女は異端視され、囚われたのか?
「現代が見失った深い静寂の精神世界を今に蘇らせた山本氏。
瞑想の奥深い世界に自己を沈潜させることのできる
著者ならではの魂の評伝記録文学だ。」 作家・柳田邦男
ルイ14世の時代を生きた一人の女性の生涯と思想に迫る。
彼女は「異端の女性神秘家」として闇に葬り去られてきたが、その生涯は、男性支配の女性嫌悪社会の中で、自己を貫き通した鮮烈な抵抗の連続だった。日本で初となるギュイヨン夫人の本格評伝。
【目次より】
第一部 静寂者のできるまで
第一章 めざめ
第二章 〈夜〉
第三章 夜明け
第四章 遍 歴
第五章 脚 光
第二部 抵抗する静寂者
第一章 ヴェルサイユの仲間たち
第二章 シークレット・レターズ
第三章 シークレット・レターズ(続)
第四章 対 決
第五章 シスターフッド
第三部 静寂者は国を超えて
第一章 獄 中
第二章 生き延びる
第三章 多様な場所に
第四章 晩年の日々
【著者】やまもと・けんぞう氏は1960年生まれ。東京大学法学部卒業。元NHK 記者。テヘラン、プノンペン、パリ特派員を歴任。著作に『きみは金色の雨になる』(平凡社、2007年)、『あの路』(山本けんぞう・文、いせひでこ・絵)』(平凡社、2009年)、『右傾化に魅せられた人々─ 自虐史観からの解放』(河出書房新社、2003年)、『バグダッドのモモ』(アンドリュース・プレス、2003年)、『地雷原のポン』(山本けんぞう・文、デュフォ恭子・絵、講談社、2011年)、『迷宮ヶ丘八丁目─ 風を一ダース』(共著、偕成社、2014年)など。
やまもとけんぞうnote:https://note.com/kenzoyamamoto