100年前のパンデミック

100年前のパンデミック

日本のキリスト教はスペイン風邪とどう向き合ったか 新教コイノーニア36

富坂キリスト教センター編 
本体価格:1,500円(10%税込定価: 1,650円)

サイズ:A5判 191ページ
ISBN:978-4-400-21330-7 C1316
発行年月:2021/06/10

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内容紹介

歴史の欠落を埋める貴重な共同研究!

 
スペイン風邪は、当時の日本人の4割以上が感染し、45万人が死亡した大惨事だった。しかし、キリスト教史にほとんど言及されることがなく、キリスト教が当時どのような対応をとっていたのか不明だった。本書は、
・各教派や学校の機関紙誌、また教界の指導的人物の日記を徹底的に読み込み、当時のキリスト者が、スペイン風邪についてどのように考えていたのか、また教会としてどのような取り組みをしていたのかを探る。
・巻末に当時の資料からの詳細な抜粋一覧を付す。
・感染症対策の専門家で、東京都看護協会 危機管理室アドバイザーを務める堀成美氏の5 編のコラムを付す。
 
【目次より】 
神田健次 まえがき
戒能信生 スペイン風邪と日本の教会
  ――各教派の機関紙などに見るスペイン風邪の記録から
三好千春 スペイン風邪と日本カトリック教会
  ――カトリック系逐次刊行物史料を中心に
李 元重 スペイン風邪と日本組合基督教会
辻 直人 キリスト教学校とスペイン風邪
熊田凡子 日本のキリスト教幼児教育の実態と影響
  ――JKU年報の記録を中心に
上中 栄 スペイン風邪と再臨運動
戒能信生 キリスト者の日記に見るスペイン風邪
 
各教派の機関紙等に見るスペイン風邪の記録
 
堀 成美=コラム
 1 病む者への眼差し
 2 グローバルな人口移動と疫病
 3 「主がお入用」――回復後も現地に戻る人たち
 4 可謬性の自覚
 5 感染症の記憶
 

【書評】

『本のひろば』2021年9月号(評者=山口陽一氏)

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