ヘブライズムの人間感覚
ヘブライズムの人間感覚
〈個〉と〈共同性〉の弁証法
並木浩一著
本体価格:4,000円(10%税込定価:
4,400円)
サイズ:四六判
362ページ
ISBN:4-400-12428-2
発行年月:1997/04/25
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内容紹介
旧約聖書に記された神と人との謎めいたドラマを読み解き、〈日常倫理の実践的合理化〉を遂行した精神の源流を尋ねる。普遍を可能にした特異なる人間観・社会観を探求する思想の冒険。
【目次より】
序 章 聖書における〈人間の条件〉
第1章 イスラエルにおける神・人間・社会
ヘブライズムにおける合理性と非合理性
第2章 古代オリエントにおける生と死の意識
第3章 旧約聖書の死生観
第4章 交わりにおける生
第5章 追放されたカイン
第6章 ヤハウィスト考
第7章 モーセ
第8章 神のかたちを見る
終 章 知と自由の逆説を生きること
【著者について】
並木浩一(なみき・こういち)
1935年生まれ。国際基督教大学教養学部(人文科学科)卒業。東京教育大学大学院文学研究科博士課程(倫理学)を中退し、国際基督教大学人文科学科の助手に就任。以後、同大学の教員となり、人文科学科教授、大学院比較文化研究科教授(旧約聖書学、キリスト教学、宗教学、比較文化を担当)を経て2006年に退職。現在、国際基督教大学名誉教授、東京神学大学非常勤講師(2011年3月まで)。国際基督教大学教会会員。
著 書
『人が孤独になるとき』(説教・講演・奨励集)新教出版社、2001年、2刷
『「ヨブ記」論集成』(論文集)教文館、2007年、2刷
『聖書の想像力と説教』(説教塾ブックレット 8)、キリスト新聞社、2009年
「ヨブ記」(訳・注)『旧約聖書? 諸書』岩波書店、2009年、2刷
「旧約聖書を楽しく読む」『聖書の学びは楽しい』日本キリスト教団出版局、2010年(「付録」として収録)、その他。
『人が共に生きる条件』(説教・奨励集)新教出版社、2011年