戦後日本とキリスト教

戦後日本とキリスト教

敗戦の混乱期から社会制度の確立期まで

富坂キリスト教センター編
本体価格:2,000円(10%税込定価: 2,200円)

サイズ:四六判 230ページ
ISBN:978-4-400-21343-7 C1016
発行年月:2025/02/14

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内容紹介

そのときキリスト教界は――
「戦後80年」の原点を問う。

敗戦後の急激な社会変革に対して、キリスト教界はどのように対応したのだろうか。
占領期の宗教政策、キリスト教ブーム、共産党問題、在日コリアン教会、沖縄の土地闘争、キリスト教女子教育などの切り口から見えてくるものは何か。
戦後日本を形作り、今日にまで至るもろもろの制度が確立する頃のキリスト教界の姿を通して、「戦後80年」の意味と今後のキリスト教を考える上で、貴重な示唆に富む共同研究。

 

【目次より】
第一章 〈精神〉と〈物量〉
 ―― 戦後占領期の宗教政策をめぐって
 大久保正禎
第二章 戦後「キリスト教ブーム」に関する一試論
 ――その実態に関する一考察
 落合建仁
第三章 キリスト教と共産主義は水と油か
 ――赤岩栄による共産党入党決意表明への反応の考察
 寒河江健
第四章 戦後在日コリアンとキリスト教界
 ――一九四五年から一九六〇年までを中心に
 李相勲
第五章 剣を取るものは剣で滅びる
 ――伊江島土地闘争と「沖縄キリスト教会」の交流
 福山裕紀子
第六章 キリスト教学校と選択
 ――「女性の教育」を手がかりに
  渡邊さゆり
第七章 敗戦直後の地方のキリスト教
 ――長崎の場合
 原誠
特別講演 戦後の賀川豊彦という難問
 戒能信生

 

大久保正禎(おおくぼ・まさよし) 日本基督教団西片町教会牧師
落合建仁(おちあい・けんじ) 金城学院大学教授
寒河江健(さがえ・けん) 日本基督教団十日町教会牧師
李相勲(い・さんふん) 名古屋学院大学教員
福山裕紀子(ふくやま・ゆきこ)日本基督教団廿日市教会牧師
渡邊さゆり(わたなべ・さゆり) 日本バプテスト同盟駒込平和教会牧師
原誠(はら・まこと) 同志社大学名誉教授
戒能信生(かいのう・のぶお) 日本基督教団千代田教会牧師

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