美と真実
美と真実
近代日本の美術とキリスト教
竹中正夫著
本体価格:3,800円(10%税込定価:
4,180円)
サイズ:A5判
360ページ
ISBN:4-400-82767-4
発行年月:2006/07/10
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内容紹介
従来ほとんど論じられてこなかった近代日本美術とキリスト教信仰との関係に光を当て、51名の美術家たちの伝記的事実を探索し、その創作の核心に迫った貴重な労作。
【著者について】
竹中正夫(たけなか・まさお)氏は1925年北京に生まれる。京都大学経済学部、同志社大学神学部、イェール大学大学院で学ぶ。同志社大学名誉教授、日本クリスチャン・アカデミー理事長、アジア・キリスト教美術協会名誉会長。2006年逝去。
〔著書〕『異文化・交流のはざまで』(2005)、『C.B.デフォレストの生涯』(2003)、『生と死のはざまで』(2002)、『和服のキリスト者』(2001)、『ゆくてはるかに』(2000)、『良寛を愛したキリスト者』(1992)、『花の祈り』(1989)、『渡辺禎雄聖書版画集』(解説1986)、『土に祈る』(1985)、『倉敷の文化とキリスト教』(1979)、『現代における宗教の対話』(1979)、『天寵の旅人 画家宮芳平の生涯と作品』(1979)、『対話の探究』(1972)、『聖書のことば』(1966)、『真人の共同体』(1962)、『教会と労働者』(1960)他。
【目次より】
はじめに
第一章 黎明期の人びと
大熊氏廣、山下りん
第二章 道ひとすじ
和田英作、林竹治郎、湯浅一郎
第三章 生命の芸
荻原碌山、戸張孤雁、中原悌二郎
第四章 生命の無限感
中村彜、宮芳平
第五章 写実の道
高村光太郎、岸田劉生、前田寛治
第六章 精神の造形
関根正二、河野通勢、高田博厚
第七章 聖なるものへの讃美
佐々木松次郎、長谷川路可、中山正実、小関君子
第八章 戦争を経験して
田中忠雄、小磯良平、小坂圭二、渡辺禎雄、金守世士夫、西阪修、古田十郎
第九章 キリスト教との出会い
猪熊弦一郎、藤田嗣治、福沢一郎
第十章 内村鑑三の弟子たち
石河光哉、小山周次、中尾一枝
第十一章 像を彫る
齋藤素巌、本郷新、舟越保武、篠崎明雄、戸村一作
第十二章 遍歴の旅人
竹久夢二、鴨居玲
第十三章 土の器
高山泰造、荒木高子、砂澤ベラモンコロ、定方大塊
第十四章 女性作家たち
栗原玉葉、川上芳江、島あふひ、荒木絢子、堀野高子
第十五章 死して生きる
杉本善男、上野泰郎
結びにかえて
主要文献
年 表