福音と世界 2012年10月号
内容紹介
4 沖縄から声を上げる取り組み
(1)沖縄の声をアメリカに届ける動き
1993年、エド・フランシス、キャロリン・フランシス両宣教師の帰国報告の機会を利用して、牧師、信徒、反戦地主、県議会議員、平和運動・労働組合の代表たち、高校生たちで構成する12名がアメリカを訪ねた。2週間の日程でアメリカ議会、教会、市民団体等へ直接沖縄の声を伝えた経験は、その後の沖縄状況の中で主体的に道を開いていく行動にもつながっている。その一人、後に宜野湾市長になった伊波氏は、キャロリン氏と共同で、”voice of Okinawa 沖縄の声”を数年間発行したり、行政の長として米国議会、米政府への直接要請を重ねてきた。一方、合同メソジスト教会では、教会教育カリキュラムの「平和」についてのところで、沖縄における米軍基地の状況を紹介したりした。